2009年度 運動会

日時:2009年11月8日(日)9時50分~2時30分

会場:O. Henry Middle School 2610 W. 10th Street Austin, TX  78703

今年は、O.Henry Middle School のトラックを使った2度目の運動会です。子ども達も広いフィールドやトラックに慣れてきたようです。

入場行進

開会式

早朝はかなり深い霧が立ち込め、準備中も降っているのか降っていないのかわからないような霧雨模様でした。半袖半ズボンでは少し寒いなと感じられ、みんな曇り空を恨めしそうに見ながら、太陽が顔を出してくれることを心の中で祈りました。

開会宣言で開会式が始まりました。 まずは、昨年度優勝チーム赤組応援団長から校長先生に優勝カップが返還され、次に、来賓の方の挨拶、そして、中学生代表男子による選手宣誓がありました。

ラジオ体操を知らない子供たちも、中学のお姉さんたちのお手本を見ながら準備体操です。お姉さんたちは前に立って、小さい子供達も真似しやすいように、わざわざ左右反対にお手本を示してくれました。

保護者の中では、「何年ぶりかなあ。でも、体はちゃんと覚えているんですね。」との感想も聞こえました。

ラジオ体操

幼稚園応援合戦

毎年恒例になった「海山合戦」という紅白応援の音楽にあわせての幼稚園児たちの応援です。30人ほどの幼稚園児が、赤と白に別れ、審査員の来賓の方、校長先生、運営委員長の前で、元気一杯に応援合戦を繰り広げました。

1ヶ月ほど前から、朝の会の時に一生懸命練習した成果が現れていました。

在校生の弟妹たちのかけっこです。25メートルと走る距離が短かいので、トラックの中の芝生の上、司会席の前で行なわれました。

ゴールには、ご褒美にお菓子の袋が置いてあって、色とりどりの風船が風になびいていました。

ちびっ子たちは、風船めがけて一生懸命走りました。お母さんお父さんの心配をよそに、全力でゴールまで突っ走るお子さんもいました。小さいお子さんは、お父さんやお母さんが手を引き引きゴールインしました。

思わず笑顔がほころんでしまう、とても愛らしい競技でした。。

未就園児走

幼稚園児走

幼稚園児によるかけっこです。未就園児走に続いてトラックの中の芝生の上で、距離は35メートル。年中組みの子ども達は、初めての運動会とあって、少々緊 張組みでした。スタートの合図を待ちきれずに走り出す子、後ろの友達が気になって、しきりに後ろを振り返りながら走る子、ゴールめがけて一目散に駆け抜け る子、それぞれに個性が出ていて、お父さんお母さんを楽しませてくれました。

場所を移動して今度は、トラックの上で、小中学生によるかけっこです。一番バッターは小学3年生。低学年の子ども達にお手本を示します。小3~小1は50メートル、小4以上は、100メートルを走りました。

小学生には、さすがに100メートルは長いようで、待っている子ども達の中には、友達がだんだん小さくなって行く姿を見ながら、「遠いな~。」とため息をつく子も。

スタートの合図を待ちきれずに走り出す子、レーンを外れて横のレーンの方に走っていってしまう子、靴が脱げてしまう子、いろいろなハプニングがありました。

お天気は相変わらず昇降状態で、気温もあまりあがらず、待っている子ども達も、少し寒そうでした。

最後の中学生男子の走りは、さすが見ごたえがありました。100メートルの終わりまでスタミナのある生徒がテープを切りました。

徒競走

玉入れ

幼稚園・小1~小4・小5~中3の3つのグループに分かれて、それぞれ1分間の勝負でした。笛の音とともに一斉に白と赤の玉が飛び交います。あっという間にかごの中の玉が増えていきます。

あまりにたくさんの玉が入っていて、数えるのにも一苦労。でも、ある程度、玉が減ると、勝負は歴然。幼稚園・低学年は大差で、赤組が勝ちました。

高学年のグループは、背の高い生徒もいるため、かごを中心に芝生に描いてある円の外からしか投げてはいけないルールです。さすがの、中学生もなかなか入れ るのは難しいようで、低学年ほどの数は入りませんでした。幼稚園児や低学年の児童達も応援席から、大きな声で応戦します。こちらは、接戦で、最後の数個ま で勝負がわかりませんでしたが、やはり、赤組の勝ちでした。

低学年はは35メートル、高学年は50メートル。距離は短いですが、途中に網とサックという障害があります。

徒競走に続いて、小学3年生が一番バッターです。まずは、網の下を潜り抜け、サックのおいてあるところまで、全力で走ります。サックの中に両足をいれ、袋 入りお菓子のぶら下がったさおのところまでサック飛び。昨年は、お菓子を取ったらサックを放し、ゴールまでダッシュしましたが、今年は、ゴールまでサック 飛びを続けなくてはなりません。

お菓子のところまでは一番に着いたものの、なかなか、お菓子が取れず、みんなに抜かされてしまう子、勢いあまって、こけながらゴールインする子もいました。誰が一番になるか最後までわからないので、応援する方も、はらはらどきどきでした。

障害走

幼稚部閉会式

今年度は、幼稚部の運動会は、午前の部のみで終了でした。

幼稚園児のみトラック中央の芝生に整列し、閉会式を行いました。結果は、51対50の1点差で白組に軍配が上がりました。赤組も白組も一生懸命頑張ったので、点数は関係なく、担任の先生に渡された優勝カップをみんなでうれしそうに手にしました。

お弁当

昨年に引き続き、補習校ファンドレイジングとして、Deli Bentoから の手作り弁当が販売されました。購入したお弁当を食べる家族、また、朝早くからお母さんが用意してくれた手作り弁当を食べる家族、お弁当を持ち寄ってお友 達と食べる子供たち、みんなおいしそうでした。

お昼になっても天候は回復するどころか、いっそう雲行きが怪しくなってきました。霧雨だった雨も、少しずつ雨粒が大きくなってきているようです。じっとし ていると体が冷えてくるのがわかります。しかし、さすが子どもは風の子。お弁当を食べ終わった子ども達は、フリスビーをしたり、サッカーをしたり、午後の 競技の練習をしたり、お弁当で充電したエネルギーを自由に発散して、思い思いに昼休みを楽しみました。

幸い、予定より少し早めに競技が進んでいるので、午後の競技は少し繰り上げて行うことにしました。

お昼が終わって、サプライズゲストの登場です。なんとダルメシアンの着ぐるみが会場に、応援に駆けつけてくれて、子供達を励ましてくれました。

応援合戦

幼稚園の応援合戦同様、審査員の来賓の方、校長先生、運営委員長の前に、各チーム小5・6の応援団長をはじめ、小学校低学年の応援団・チアガールのみんな が赤組と白組に分かれて整列しました。応援団長は、背中に刺繍の入った黒い衣装に身を包み、それぞれの色のたすきをきりりと締め、勇ましい姿で、小学校低 学年のメンバーをリードしました。低学年のかわいいチアガールたちも一生懸命踊ってくれました。

審査員の方々も、甲乙つけがたい演技に、判定を躊躇しながらも、司会の方の声に従って、思い切って旗を揚げられました。白、白、赤。判定は、白でしたが、両チームとも立派な応援合戦でした。

トラック内の芝生の真ん中で、小1年生から中学3年生が赤白それぞれ女子チームと男子チームに分かれての綱引きです。各チーム三回勝負の予定でしたが、天候の崩れを心配して、各チーム一回ずつの勝負となりました。

笛の合図で、みんな一斉に一生懸命引っ張りました。女子チームは白、男子チームは余裕で赤の勝ちでした。一回だけでは、感じがつかめず、「今度は頑張るぞ」という気持ちを持て余した、少し心残りな綱引きでした。

もっと残念だったのは、大人の綱引きがキャンセルされたとこです。きっと、それだけのために張り切って運動会にいらしたお父さんもいらしたでしょうに・・・

綱引き

借り物障害走

昨年までの親子競技二人三脚に代わって、今年は、借り物競争が復活しました。スタートから借り物の紙の置いてある地点までは、親子で背中合わせになりかに走り(?)。

紙を見たらすぐに探しに行きます。「スカートをはいている子」「ジーンズを着ている人」「小四の担任の先生」「携帯を持っている人」などなど、簡単なようでなかなか難しい時もありました。

出場している人だけでなく、観客も一緒に楽しめる競技でした。

幼稚園児の競技は、午前中で終わりましたが、お姉さんお兄さんと一緒に残っている園児達もいました。そんな園児達のために特別競技(玉ころがし)を用意しました。中学生のお姉さん・お兄さんが競技の準備・進行を手伝ってくれました。

芝生の上で、幼稚園児たちが、ヨガ用バランスボールを子供用のほうきを使って転がしました。20メートルの短い距離でしたが、なかなかボールはまっすぐに進んでくれません。お父さんやお母さんにちょっとだけ助けてもらいました。

出場者が少なく、あっという間に終わってしまいましたが、最後に、お手伝いの中学生お兄さん達の飛び入りレースがありました。さすが、体が大きな中学生には、とても簡単でしたが、大きな体で小さなほうきを振り回す姿は、ちょっと見ものでした。

玉ころがし

リレー

いよいよ雨がぽつぽつと降り出しました。本降りになるまでにどれだけ時間があるかわからないので、とりあえず、大人のリレーよりも子ども達のリレーを先に 行うことにしました。リレーに参加しない中学生は、ボランティアとして、コースの要所でお手伝いをしました。

映画「ロッキー」の主題歌に乗せて、4人ずつの選手紹介が始まりました。仲良く腕を組んで回ったり、2人そろって得意の側転を披露する子ども達もいました。選手達は、それぞれの待機場所に別れ、自分の順番を待ちます。

今年のリレーは、赤、白、ピンク、グレーの4チームに分かれ、低学年と高学年、男子と女子別にレースを行ったため、全部で4つのレースがあり、小1~小3 は100メートル、小4~中学生は200メートル、中学生のアンカーは400メートルと少し長めの距離でした。低学年のレースはあっという間に勝負がつき ました。高学年になると、最初に出遅れたチームも挽回のチャンスがあり、最後に逆転したり、もう少しで逆転するという惜しいシーンもありました。

雨の勢いは徐々に強さを増してきましたが、年に一度の運動会、家族リレーも決行に踏み切りました。 大人も、綱引きがキャンセルになった分、こちらで頑張りました。校長先生も来賓の方も参加してくださいました。

子供達も、雨の中を走る先生やお父さん、お母さんたちの頑張っている姿に感動したことと思います。

家族・先生リレー

閉会式

雨はいよいよ本降りになり、生徒たちは、テントの中、保護者は傘をさしての閉会式となりました。

赤白どちらも精一杯頑張りました。結果は、78対91で、昨年に続き赤組が優勝カップを手にしました。

雨脚はいよいよ速まり、テントの上の水がドサッと流れ落ちるほど。記念の集合写真も断念、参加賞のヤクルトは来週までお預けとなり、解散しました。

雨の中、後片付けのため最後まで残った保護者の皆様お疲れ様でした。

写真提供:飯田、春木 (敬称略)

補習校応援歌

白組用

1、白組勝つ~ぞ 白組勝つ~ぞ 白組勝利~(エイヤァ-)

声を出せ~ 走り出せ~

勝利に向かって エイ エイ オー

2、白組勝つ~ぞ 白組勝つ~ぞ 白組勝利~(エイヤァ-)

やっつけろ~ 駆け抜けろ~

白組絶対 優勝だ~

赤組用

1、赤組勝つ~ぞ 赤組勝つ~ぞ 赤組勝利~(エイヤァ-)

声を出せ~ 走り出せ~

勝利に向かって エイ エイ オー

2、赤組勝つ~ぞ 赤組勝つ~ぞ 赤組勝利~(エイヤァ-)

やっつけろ~ 駆け抜けろ~

赤組絶対 優勝だ~